第36回公立短期大学幹部研修会を開催

全国公立短期大学協会(会長 東福寺一郎三重短期大学学長)は、平成30年1月26日(金)、郵政福祉虎ノ門第2ビル(港区虎ノ門2丁目)「会議室」(1階)において学長、副学長、事務局長等20名が出席して「第36回幹部研修会」を開催。

研修会は午前10時15分から東福寺会長の開会挨拶につづいて、「講演」と「意見交換会」の2部構成で実施され、「講演」の部では、大学振興課長三浦和幸氏からは挨拶及び「短期大学を巡る文教施策について」政策全般の説明が行われ、また、「平成30年度予算(案)『高等教育局主要事項』」や、労働契約法の「無期転換ルール」への適切な対応などについての説明もなされた。

 

大学振興課大学入試室長山田泰造氏からは「高大接続改革の動向について」の講演が行われ、記述式問題の導入や英語の4技能評価への転換等について、今後の方向性やスケジュールを含めた説明がなされた。

 

 

生涯教育政策局参事官伊藤史恵氏からは、「地域政策と大学の地域連携について」の講演が行われ、最新の地域政策の動向や教育政策における「地域」と「大学」の位置づけについて説明がなされた。

 

 

学生・留学生課長の井上諭一氏からは、「学生支援について」の講演が行われ、大学等の奨学金の充実や高等教育無償化、障害学生支援など奨学金事業等についてについて説明がなされた。

 

 

 

大学基準協会審査・評価系主幹橋本孝志氏からは、「認証評価と内部質保証」の講演が行われ、内部の質保証についての考え方や3つの方針の明確化、大学の質保証組織などについて説明が行われた。

学術研究助成課企画室長石田雄三氏からは、「科研費改革について」の講演が行われ、科研費事業の概要や科研費改革の3本柱、科研費の適正な執行責任などについて説明がなされた。「意見交換会」の部は、会長校(三重短期大学)石原図書館長の進行で進められ、「会務報告」につづいて「提案協議等」が行われ、①「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の入学者選抜での評価基準等、②理念・目的等の検証への対応、③ハラスメント防止等の組織体制、についての事例報告等をもとに熱心な意見交換・協議が行われた。

 

また、研修会冒頭には、文部科学省大学振興課小野課長補佐及び齊藤短期大学係長の陪席があり、また、意見交換会の締めくくりでは齊藤短期大学係長から、全般を通じての助言があった。

 

研修会終了後の懇談会(会場;郵政福祉虎ノ門第2ビル会議室)は、大月短期大学村上学長の挨拶で開会され、和やかに意見交換会が行われた。(了)