第68回 (秋季)通常総会が開催されました
第68回(秋季)通常総会(概要) 30.10.31
全国公立短期大学協会(会長・鈴木道子;山形県立米沢女子短期大学学長)は、平成30年10月31日(水)、日本消防会館(虎ノ門)「会議室」(5階)を会場に、第68回(秋季)通常総会を開催しました。加盟大学学長、事務局長等関係者31名が出席しました。
午前10時に開会、鈴木会長の挨拶の後、滝波泰主任大学改革官の「高等教育の負担軽減の具体的方策について」の講演が行われ、今後、早急な対応が求められる各大学の具体的な準備事項などについて詳細な説明が行われたました。
次いで、三浦和幸文科省大学振興課長による来賓挨拶の後、講演「高等教育を巡る文教施策について」では、本年11月下旬にも答申が見込まれる「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申案)」の主な項目についての説明、及び平成31年度高等教育関連の概算要求に見る大学教育の再生戦略等について丁寧な説明が行われました。
11時20分から、総会議事に入り会務報告の後、審議事項(1)平成31年度(春季)通常総会開催日程等、(2)平成31年度事業計画及び予算編成方針、(3)次期役員等の選出、(4)事務所移転に伴う会則の変更について審議が行われ、原案通り承認されました。
また、(5)当面する課題(①中教審(答申案)への今後の対応、②高等教育の負担軽減への対応、③大学のガバナンスコードの策定対応 ④就職活動の在り方、⑤高大接続改革の進捗状況と各校における対応、⑥著作物の教育利用に関するパブリック・コメント、⑦公立大学協会の「新たな認証評価の構築」との関連)については、種々意見交換が行われ、(6)今後の日程等については、原案通り承認されました。
午後からは、次の3つの研究協議が行われました。
「研究協議1」(コーディネーター;鈴木会長)では、山本眞一氏(桜美林大学 大学アドミニストレーション研究科教授)の基調講演「高等教育システムと公立短期大学」に続いて、中教審答申(案)とも関連しながら、短期大学の今後のあり方を念頭に活発な意見交換が行われました。
「研究協議2」(進行;東福寺副会長・三重短期大学学長)の「学長の実践事例発表」では、鈴木道子山形県立米沢女子短期大学学長、及び栁沢幸治大月短期大学学長から、それぞれ発表が行われた後、学長の実践事例への質問や発表に基づく真剣な研究協議が行われました。
「研究級議3」(進行:杉山副会長・岐阜市立女子短期大学学長)の「各大学提案課題」では、3つの研究協議題(①平成33年度大学入学者選抜実施要項の見直しの予告に係る対応状況について<山形県立米沢女子短期大学提案>、②リカレント教育について<三重短期大学>、③他大学との単位互換について<三重短期大学>)について、各校の実情・事例報告等を踏まえて真剣な研究協議が行われました。
研究協議終了後、早坂大学振興課短期大学係主任から感想を交えた講評があった。
16時35分からは、頼本維樹氏(独;日本学生支援機構学生生活部長)の「学生生活支援事業について」の事業説明が行われた。
総会議事終了後、霞ヶ関ビル東海大学校友会館「けやき」において、玉上晃高等教育担当審議官、三浦大学振興課長、八島補佐、早坂主任、大澤係員、鶴見尚弘公短協顧問、山本講師、頼本部長の参加を得て和やかに意見交換会が行われた。(了)