第55回 中央研修会が開催されました

全国公立短期大学協会(会長:栁沢幸治 大月短期大学学長)は、7月31日(水)に事務職員中央研修会を開催し、Webと会場を合わせて31名が参加しました。

研修会は午前10時に開会し、冒頭の柳沢会長の挨拶につづいて、来賓の文部科学省大学教育・入試課課長補佐中田幸志氏から挨拶と「高等教育をめぐる文教政策について」行政説明があり、18歳人口が急速に減少することが見込まれる中で大学がどうあるべきかなど中教審の特別部会の検討状況を踏まえつつ今後の課題について言及がありました。

つづいて行政説明が行われ、大学教育・入試課短期大学係長牧野華子氏による「短期大学制度等について」では、制度の変遷をはじめ調査に基づく短期大学教育の改善状況とその特色と課題についての説明がありました。同課法規係長森岡文子氏からの「大学関連の法制度について」では、大学等に関する法令の大枠の説明の後に大学の質保証システムと法令上の規定に関して設置基準、認証評価、情報公表など体系的で要点を押さえた説明がありました。

午後の行政説明については、学術研究推進課指導係長/調査・普及係長の戸野晶喬氏からの「科学研究費助成事業について」では、科技・学術審議会研究費部会の議論を踏まえた最新の動向や制度の主な変更点などについて説明がありました。学生支援課厚生係主任馬場亮介氏からの「学生支援をめぐる状況について」では、様々な政策や基本計画を紹介しながら障害学生支援や新たな経済的支援、就職指導、学生生活支援等について説明がありました。(公財)大学基準協会企画・調査研究課係長加藤美晴氏からの「認証評価について」では、認証評価の制度や目的、また短期大学の評価では特色ある取組の評価については長所や課題など事例を挙げての説明がありました。

大学相互の「情報交換会」では、会員大学から提出された提案課題①学務学生関係、②管理運営関係、③当面している課題、④災害への対応など15課題について、90分間にわたり参加者相互により熱心な意見交換が行われた。

以上の後、栁沢会長の挨拶をもって17時に研修会は終了しました。