第40回 幹部研修会が開催されました
全国公立短期大学協会は、令和4年1月26日(水)に、ウエブ会議により、学長、学部長、事務局長等41名の参加による「第40回幹部研修会」を開催しました。
研修会は、「講演」と「意見交換会」の2部構成で実施されました。
<講演>の部では、栁沢会長の挨拶につづいて大学振興課長新田正樹氏から挨拶につづいて「高等教育を巡る文教政策」について、都道府県別学生の流入・流出状況や公立大学・短期大学入学志願動向や、交付税措置における経済的困難な学生のための授業料減免の運用状況と課題等について説明が行われました。
社会教育振興統括官(地域学習推進課長)根本幸枝氏からは「地域と大学の連携」について、生涯学習・社会教育施策の最近の動向や、大学等と社会教育の連携(SBC、COC+Rなど)等について実例を挙げての説明がありました。
学術研究推進課企画室長高見沢志郎氏からは「科研費の最近の動向」について、また、科研費事業の最近の制度改善と次年度に向けた検討や科研費の管理と適正な執行・不正防止などについて説明がありました。
大学入試室室長補佐中村栄作氏からは、「大学入学者選抜の動向」について、新型コロナウイルス感染症対応の令和4年度限りの例外措置について一人の受験生も受験機会を失うことのないよう受験機会のさらなる確保についての具体的な対処方針や、令和7年度入試に向けた実施大綱の予告等について説明がありました。
「コロナ禍の学習環境」では、大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部(教授)村上正行氏、(特任講師)浦田悠氏を講師に招いて、コロナ禍の様々な学習形態を前提にしつつ関西ラーニングコモンズをはじめ、阪大ブレンデッド教育、ハイフレックス授業、オンライン授業での留意すべき25の原則などについて事例や実践に基づく講演が行われた後、質疑が行われました。
<意見交換会>の部では、会員校からの提案協議題を3部構成にして進められ、第1部「大学基金の設置状況等」、「コロナ禍での学生の国際交流」については山形県立米沢女子短期大学学長阿部宏慈氏が、第2部「教員の評価・報酬に関わる人事制度」ついては大月短期大学キャリア企画部長佐藤茂幸氏が、第3部「教員退職時の研究室資料の扱い」については三重短期大学学長村井美代子氏がそれぞれ進行役となって活発な協議が行われました。
研修会終了時には大学振興課課長補佐加藤善一氏から助言と挨拶があり、最後に栁沢会長の挨拶で閉会しました。