第54回事務職員中央研修会を開催しました

全国公立短期大学協会(会長:栁沢幸治 大月短期大学学長)は、8月2日(水)に事務職員中央研修会を開催しました。研修会には会場とWeb参加を合わせて会員校から32名の方々が参加しました。

研修会は午前10時20分に開会し、冒頭の柳沢会長の挨拶につづいて、来賓の文部科学省大学教育・入試課課長補佐中村栄作氏から挨拶があり、同氏からは18歳人口が急速に減少することが見込まれる中で大学がどうあるべきかなどの課題についても言及がありました。

午前の行政説明においては、大学教育・入試課大学入試室入試第二係長首藤彩香氏による「大学入学者選抜改革等の動向について」では、令和6・7年度大学入学者選抜、高大接続の現状、教学マネジメント指針(追補)の入学者受入れの方針などについて、また、大学教育・入試課短期大学係主任牧野華子氏からの「短期大学制度及び短期大学を巡る文教政策の状況について」では、短大制度の沿革・概要をはじめ昨今の大学設置基準の改正における基幹教員制度等、今後の大学分科会の審議などについて、それぞれ資料に基づき説明が行われた後に質疑が行われました。

午後からの「情報交換会」では、各大学から提案された①学務・学生支援業務関係、②管理運営関係などの分野にわたって22もの多くの課題が提出され、研修参加者相互において熱心に意見交換が行われました。

午後の行政説明においては、研究振興局学術研究推進課課長補佐林史晃氏による「科研費の最近の動向」では、事業の概要のほか制度改革など最近の動向、科研費の適切な執行等について、また、高等教育局学生支援課厚生係長玉川雄大氏の「学生支援を巡る状況について」では、経済的支援、メンタルヘルスケアや障害学生支援等について、それぞれ資料に基づき説明が行われた後、質疑が行われました。また、(公・財)大学基準協会調査研究部企画・調査研究課係長加藤美晴氏からの「認証評価について」では、質保証システムについて内部質保証とそのポイントなどについて具体的な評価実績例なども示されながらの説明の後、質疑が行われました。

以上の後、16時45分に栁沢会長の挨拶をもって研修会を終了しました。(了)